光り輝くおむすびでお客様を笑顔に「おむすび山光」

人図鑑

おむすび山光
山本 光子さん

事業内容
おむすび・お惣菜の製造・販売

プロフィール
西東京市出身。高校卒業後、デザインの専門学校へ。その後、飲食店に就職し主に調理の仕事を担当。結婚を機に行田市へ。子育てがひと段落し、市内の飲食店にパート勤務をしていたが、得意な料理を生かし2023年4月「おむすび山光」を開業。

——おむすび屋さんとやろうと思ったきっかけは?

実家が鮮魚店を営んでいて、小さい頃から販売業が身近にありました。そして仕事の合間に母が作ってくれるおむすびが好きでした。50歳を手前に何かやりたい!という思いがあり、お料理が好きなので、それを生かして何かできないかと考えました。お米には皆さん馴染みがあるし、自分もアレンジしやすくて。和食系のお仕事の経験があり好きだったので、おむすびとお惣菜のお店をやろうと思いました。ちょうど良いタイミングで場所も見つかって。

——ネーミングは山本さんのお名前から?

はい。自分の名前からとって、“山”の形のおむすびが“光”り輝くようにという思いから「山光」と主人が考えてくれました。

——食堂ではなくテイクアウト専門店にしたのは?

イートインのお店も考えましたが、行田市は車社会で、来店してもらうには駐車場が必須だと思いました。駐車場のスペースを確保したかったので、お店のスペースをそこまでは広くとれなかったのもあり、テイクアウト専門店にしました。

——お店づくりで意識したことはありますか?

オープンキッチンでお互いに見やすく、明るい感じのお店にしたかったので、窓も多めにつくりました。

——山本さんのおむすびのこだわりは?

行田産のお米を使いたいと思い、“あらい農産”のお米と、開業前から色々アイデアをいただいた“むかさ米店”のお米を使っています。お米によって浸水と水加減を替えたりして炊いています。
母からおむすびの握り方で子供の頃に教えてもらったのは、「強く握らない!」ことです。おむすびは、手握りなのでスタッフさんにより多少の違いはありますが、ふわっと握るように心がけています。東京の人気おむすび屋さんも参考にさせていただいています。ご家庭でも誰でも作れるおむすびですが、それをどれだけ美味しくできるかを日々工夫して、「美味しくなるように」と思いを込めて握っています。

——おむすびのラインナップは?

しっかりとは決まっていませんが、定番6種類(しゃけ・梅干し・ツナマヨ・ねぎみそ他)、その他日替わり・週替わり・月替わりのおむすび4種類、計10種類のおむすびを揃えております。ご来店時に店頭に並んでいなくても、その日のおむすびメニューは頼んでいただけましたらその場で握ります。

——美味しそうなお惣菜も並んでいますね!

人気メニューは、鶏のから揚げ・ハンバーグ。定番メニューは、さっぱりサラダ・ごった煮ですね。お惣菜は1パックの量を少なめにして、その分お値段も抑えて、おひとりのお客様も手に取りやすいかたちにしています。食材は旬のものを取り入れるようにしています。
そして、おむすびの具材づくりでもそうですが、当店のこだわりとして、油は100%米油、お砂糖はきび糖を使っています。

——山本さんのイチオシ商品は?

“しゃけ”のおむすびですね。店内で鮭をほぐしていまして、一度食べてもらえたらきっと好きになっていただけるんじゃないかと思います。
その他に、月替わりのおむすびメニューとして、スタッフで順番にアイデアを出して毎月新メニューを出しています。今月は“もち麦ゆかり”で、先月は“牛肉の甘辛煮”でした。これが楽しみでもありオススメです!自分の番がまわってくるとドキドキしますが、スタッフみんな自分の考えたメニューには愛着がわくみたいですよ。

——スタッフさんは何人いらっしゃるのですか?

今は、4人パートで来てくださっています。お料理好きの主婦の方々です。皆さんそんなに多くの日にちは働けないので、週2~3日のペースで日替わりで入ってもらっています。
また、午前中には主人のお母さんが手伝ってくれます。スタッフさんには無理して働いてほしくありませんので、時間的に大変な時は言ってもらうようにしています。ここに来て楽しく働いていただけるように心がけています。

——どんなふうに新商品を考えるのですか?

メニューづくりには苦労しています。特にお惣菜は定期的にメニューを変えているので、考えるのはなかなか大変です。リピーターさんが多いので、何度も来てくださる方が、「あ!こういうのがあった!」と目新しさを感じていただけるようにと思っています。実家の鮮魚店で母が作っていたお惣菜を、今は姉が引き継いて作っています。姉とは時々情報交換したり、分からない所はアドバイスをもらったりしています。
また、昨年は行田市の三方領知替200年を記念して、桑名市・行田市・白河市にちなんだ具材を使ったおむすび弁当を販売しました。こうした、市内のイベントとコラボした商品は今後もやっていきたいですね。

——ご家族や周囲のサポートは?

主人のお母さんが午前中にお手伝いしてくれていますが、それに加えて週一回お母さんのメニューを2品作ってもらっています。“修子さんの”きんぴらごぼう・煮物といった、ブランドになっています。
主人は、宣伝部長ですね!Facebookなどで本日のメニューなどたくさん宣伝してもらっています。そして、週末はお店での販売も手伝ってくれます。もともと年末には毎年恒例で実家の鮮魚店を手伝ってくれたり、色々協力してくれて感謝しています。

——開店から1周年ですが、お店を始めて良かったと思うことは?

開業当初は、ありがたいことに想定を上回るお客様に来て頂いて、仕込みが間に合わなかったり大変でしたが、だんだん落ち着いてきました。お店をやっていなかったら、普段は出会えないような方に会えたり、リピーターさんになってくださったり、お客様との交流がとても嬉しいです。最初はこの近所にお店がなかったので、年配の方が気軽に買いに来れるようにとの思いでしたが、若い方にもたくさん来ていただけるようになりました。何よりお客様に「美味しい!」と言ってもらえることが励みになります。

——今後の目標・展望がありましたら教えてください!

これからも楽しく元気にやっていきたいです!市内の他のお店の方々とも情報交換しながら、楽しく交流できたらいいですよね。スタッフさんがお祭り好きな方が多いので、イベントなどにもこれからもっと出店していきたいなと思っています。また、予約制ではありますが、お弁当やオードブルもご要望に合わせてやっていますので、そちらにも力を入れていけたらと考えています。

おむすび山光
行田市旭町7-4
070-6562-1178
定休日:月曜
営業時間:10:30~15:00(土曜:10:30~13:00/日曜:9:30~13:00)
https://www.instagram.com/omusubi_yamamitsu/
https://x.com/yamamitsu424a

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