『繋ぐ』想いを声に乗せて「フリーアナウンサー 根岸智子さん」

人図鑑

フリーアナウンサー 根岸智子さん

活動内容
フリーアナウンサー・行田ケーブルテレビキャスター・ヨガインストラクター・NPO法人全国ラジオ体操連盟公認 2級ラジオ体操指導士・FMクマガヤパーソナリティ・その他イベント等の司会

プロフィール
熊谷生まれ熊谷育ち。大学も熊谷から神奈川まで片道3時間半かけて通学。大学卒業後、都内の外資系化粧品会社に就職し、美容部員として約8年間働く。その傍ら、熊谷市「桜の大使」に選出され、イベントでの司会等の活動もスタートする。アナウンサーという夢を叶えるため、そこからボイストレーニングの教室に通う。その後、地域のアナウンサーとして、熊谷・行田で活動の幅を広げ、現在に至る。

——元々人前で話す事が好きでしたか?

元々、人前は得意ではなかったですが、幼少期を思い出すと小学校の国語の時間で、一人ずつ順番に教科書を声に出して読んでいくという「。」読みが好きでした。放送委員もやっていたので、声を出して喋るのが好きだったと思います。

——アナウンサーになるまで、どんな道のりがあったのですか?

大学の時もアナウンサーを目指していたのですが、就職活動の時は在京キー局などは難しくて、一度諦めかけて、都内の外資系化粧品会社に就職しました。約8年間美容部員として働いている中で、熊谷市の「桜の大使」という親善大使に選んでいただいた事がきっかけとなり、人前に出て司会などをする活動が始まりました。活動をしていく中で、今は桜の大使の制服を着ているから司会など頼んでもらえるけれど、この制服がなくなっても頼んでもらえるようになりたいと思って、そこからボイストレーニングの教室に通い、勉強しました。

——苦労したことは?

もう少し早く、大学の時から専門学校にいっておけば良かったっていうのはありました。自分の癖とかついちゃうと思いますし、就職活動をする前に色々身につけておきたかったなって。でも今は、地域のアナウンサーとして地域密着になれたのが一番嬉しいです。やりたかったことはこれだ!というのが今になって分かりました。好きなことを仕事とさせていただける毎日が幸せで、趣味を日々楽しんでいる感覚です。

——毎日のトレーニングはありますか?

ウォーキングを毎日しています。歩くという有酸素運動の時に原稿が覚えやすくなるので、その時に頭の中で覚えたり、口に出して原稿を読んでいます。外から見たら、すごい怪しい人だと思います(笑)。生活の中に、体を動かすことだったり、呼吸だったり、それを取り入れて、毎日同じようなリズムで過ごすように心がけています。

——緊張はしませんか?

毎回緊張しますよ!でも、その緊張感がとても大事だなと思っています。あと、イベントなどの司会は、生で生きているものなので、いつ何が起こるか分からないという緊張感を乗り越える楽しさもあります。司会では、その日それぞれの団体の一員になったかのように仲間入りさせていただけて、主催者さん・ご来場の皆様と共に楽しんでいます。

——行田市民にとっては、テレビ行田のキャスターとしてお馴染みですね!

行田ケーブルテレビでは、番組キャスターの夢を叶えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。熊谷市民の私を、行田の方々は地域の住民かのように温かく迎えてくれて、すごく居心地がよく大好きです。「いつも見てるよ~」と声をかけてもらえるのが、喜びのひとつです。「ヨガとも」というヨガ番組も始まり、嬉しいです!

——行田の好きな場所・印象的な場面はありますか?

荒木地区は体育祭やイベント等に向けて、結束力がすごいですよね!
水城公園の水面に鏡のように映る景色や、釣りをする人たちののんびり時間も好きです。
また、キャスターの醍醐味なのですが、テレビ行田の取材で、浮き城まつりの会場のステージ上からだんべ踊りを楽しむ多くの皆さんを見ている時が、団結力と熱さを感じる圧巻の感動時間です。

——取材のエピソードってありますか?

ある田植えの取材で、亡くなった私の祖父がお世話になった主催の宮司さんにインタビューをする機会があったんです。その取材前に「ちょっと待ってくれる?○○さん(祖父の名前)、見てるかい?これから、お孫さんからインタビュー受けるよ。」と言ってくれて。感動して頭が真っ白になりました。

——ヨガの事もお聞きしたいのですが、始めるきっかけは?

ヨガは20代の頃に出会って、もう長年続けているのですが、それがきっかけで健康な状態をずっと保てるようになったんです。心も体も。もともと健康なほうではあったのですが、ヨガを始めてからはさらに風邪もひかないような状態がもう20何年続いています。精神的にも、安定していて穏やかになるという感じです。

——どんな種類のヨガなのですか?

私がやっているのは、インド発祥とされるハタヨガです。身体でとるポーズと呼吸法を組み合わせたヨガです。

——教えるようになったのは?

ずっと好きでヨガをやっていたんですが、アナウンスって伝えることじゃないですか。何か自分の声を活かしつつ、ヨガの魅力を伝えたいと思って、インストラクター養成校に通いました。

——どんなところで教えているのですか?

公民館が私は大好きで、地域の色々な公民館でレッスンをしています。それぞれの地域の方が集まってきてくれる感じで。1回1時間くらいで、隔週でやっているところが多いかなと思います。公民館でやると、地域の人が集まって、顔を合わせて知り合いになれる。防災対策だったりとか、会話して絆が生まれて…とか、そういう地域を繋げる担い手になりたいという気持ちもあります。私自身も、その地域の方からお祭りやイベントの事だったり、色々教えてもらっています。

——年齢層はどんな感じですか?

公民館活動は50代から70代の女性が多いですが、80代の方もいらっしゃいますよ。最近は男性も増えてきて、熊谷でのレッスンは結構男性多いんです。行田も増やしたい!体が硬いからってやらない人も多いと思うんですが、そういう方こそやってほしいです。

——どんな効果が得られますか?

やっぱり呼吸を大切にしているので、心の安定にも効果があります。ヨガって「繋ぐ」っていう意味なんです。心と身体を繋ぐだったり、自分と宇宙を繋ぐだったり、更に私は、人と人を繋ぐっていう意味もあると思っています。
また今年度から、念願だった寺ヨガも始めることができました。お寺って、少し日常生活から離れられる場所だと思うんです。日常生活での色々な役職や肩書きを少しの間忘れて、リラックスする時間をとっていただけたらなと。

——ご自身でも毎日ヨガやっていますか?お食事など気をつけていることは?

はい、毎朝起きて太陽に向かってヨガをやって、そのあとラジオ体操もやっています。
食事は、甘いものが大好きなんですが、もう好きなもの食べてます(笑)アイス大好きです!

——FMクマガヤでもパーソナリティを?

地域ならではの情報を中心に、行田と熊谷を繋げたい、リスナーの皆様と繋がっていたい、街を元気にしたいという想いで放送しています。

——一貫して、「繋ぐ」っていうことですね? 憧れるアナウンサー像はありますか?

あっ!本当ですね!アナウンサーもヨガも、伝えたり、繋いだり…。
いつも笑顔で親しみのあるアナウンサーが素敵だなと思います。

——今後の展望がありましたら、教えてください!

行田と熊谷など地域を繋げていきたいです。例えば、熊谷の皆さんをバスツアーで楽しみながら行田の街を案内するイベントや、お寺巡りをしながらヨガを楽しんだり、市内の小学校でヨガ教室をして、心と体・クラスの仲間同士を繋ぐ…など、やってみたいワクワクがいっぱいです!常にワクワクを楽しんでいたいと思っています。これからも、笑顔で笑顔の輪を広げていきたいです。

根岸 智子
●テレビ行田 111チャンネルぎょうだ
「浮き城かわら版」毎日放送 毎週月・金曜 18:00からニュースを更新
「ヨガとも」毎週月曜~金曜 8:00から

●FMクマガヤ 87.6MHz

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